1年1回の絵画展『白日会展 2019』


都心は桜が満開です。そして、毎年桜が開き始める頃に招待状をいただくのが国立新美術館(乃木坂)で開催される『白日会展』です。私にとっては「1年1回の絵画展」です。半年くらい前に絵の勉強を始めたので、今年は特に楽しみにしていました。絵の勉強と言っても、「すごく下手」から、生きている間に「少しは見れる絵」レベルになりたい程度のことです。

数百点の写実的な絵が展示されていて、若い人の作品も多いようです。白日会展は門戸が広く若い人の登竜門になっているようですね。

写実的と言えば、絵のモデルになった女性が、その絵の横に立って記念写真を撮っていました。まさに可愛いモデルさんが絵から飛び出して来たような光景でした。

絵を見ながら、「God is in the details」(神は細部に宿る)という言葉を思い出しました。どの絵もdetailがすばらしい。私が「絵が下手な要因」のひとつはdetailに耐える精神力がないからです。絵に限ったことではありませんが。

1年1回の絵画展『白日会展 2019』_a0058105_06311413.jpg
鮮やかな多色の絵が多いなかで、引き込むような深いブルー(熊澤ブルー)の色合いの絵、私の好きな熊澤真紀子先生の絵がありました。偶然会った先生に「今年の絵はすごく良い」と失礼なことを言ってしまいました。本当にそう思ったのです。「ノスタルジックブルー」....古く懐かしいと言うことではなくて、何層ものブルーの空間を通して、自分ではなくて自分に関わる誰かが過去か未来に見たような風景に思える。
1年1回の絵画展『白日会展 2019』_a0058105_07173369.jpg

1年1回の絵画展『白日会展 2019』_a0058105_07080738.jpg
先生に聞きそびれてしまった。何故絵の題名が「For Magna Carta」なのか? イギリス憲法の源、イングランド国王の権限を制限した「マグナ・カルタ大憲章」....


1年1回の絵画展『白日会展 2019』_a0058105_07200302.jpg

1年1回の絵画展『白日会展 2019』_a0058105_07212231.jpg

1年1回の絵画展『白日会展 2019』_a0058105_07225874.jpg
楽しかった。乃木坂の国立新美術館で4月1日(月)まで開催されています。



人気ブログランキングへ




by mscomtec | 2019-03-30 07:28 | 東京散歩 | Comments(0)

Photo Essay


by mscomtec